2021-07-06 富士急山中湖別荘地にみる山梨県の豪族政治 令和3年7月5日朝日新聞 夕刊 (現場へ!)富士山麓はだれのもの:1 別荘地「貸せない」、山梨の乱:朝日新聞デジタル www.asahi.com ザックリ言うと 山梨県山中湖村にある「富士急山中湖別荘地」の土地は山梨県が保有している。 「富士急山中湖別荘地」は、1927年から富士急行が山梨県から賃貸借契約で借り受けている。 富士急行は別荘地やゴルフ場を開発し、一般顧客に転貸してきた。 山梨県は住民訴訟で「賃料が不当に安い」と訴えられた。 2020年11月10日、山梨県は訴えを受け現在の賃料は安過ぎると認め、原告・被告の主張が合致したとして和解(した?)。 富士急行は、これまで安く借りられていたがいきなり値上げされることとなるため納得がいかないという状況。 実はこの背景には... 長崎光太郎 山梨県知事 VS. 堀内家(富士急) の対立の歴史がある。 堀内光雄(故人)が山梨2区当選 => 自民党離党。 長崎氏は郵政民営化の際の小泉純一郎からの刺客として送り込まれ、比例復活当選。 その後も、堀内詔子(岸田派)と長崎光太郎(無所属・二階派)として選挙を戦うなど...。 2019年1月の山梨県知事選で長崎光太郎氏が当選し、県有地の賃料是正に乗り出した。 2017年衆院選 岸田vs.二階の代理戦争の時点で、長崎氏は「県有地の賃料是正」は訴えていたが落選していた。 で、どういうこと? 県が住民から訴えられた形は取っていたが、実際には長崎(山梨県)県知事による仕掛けで、富士急に賃料値上げを迫る企てだったということになる。 実際、県有地を90年にわたって独占的に割安の価格で借り受けて稼いでいたことは批判を受けていた。 こうした山梨県事情が、朝日新聞の連載記事「現場へ!」で語られる事となる。 www.asahi.com